ファッション修行記 ~ 最盛期
2005年 01月 27日
新入社員の悩みのひとつに、圧倒的なスーツのタマ不足があります。
手堅くトラッドのリクルートスーツで出社しましたが、即刻買い増ししないと学生服状態となってしまいます。
研修中の同期新人や社内ですれ違う先輩社員の服装を見て、私は自分の勤務先が思ったより自由だったことに気付きました。明らかにDCブランドスタイルのスーツの人間が少なくないのです・・MEN'S BIGI、タケオ・キクチ、コムサ、二コル等々(!)。
ついては私の二着目・三着目のスーツも、この種のものになります・・入社してから最初に買ったのは、アルバタックス(現ABX)の生成りの麻のスーツでした・・夏の酷暑でもスーツ、って恐怖感が強かったんですね(笑)。
でも特に誰にも何も言われなかったので、以後しばらくはその路線で行くことになります。
もう新人ではなく賞与も満額出るようになった頃、世の中が華やかに浮かれ始めたのを肌で感じました・・そう、後にバブルと呼ばれる時代の到来です。
街にはBMWやメルセデスが溢れ、並木通りはプワゾンとエゴイストの香りに満ちていました(笑)。
この頃私が好んで着ていたのは、(恥ずかしながら)インポートブランド。HILTONやらHUGO BOSSやらARMANIやらです。中でも初めて買ったARMANIのシルエット、生地の風合い、身体の動きに合わせてスイングする裾には感動すら覚えました・・しわの寄り方さえ美しい、と思ったものです。
やはり一流と言われているものには、それなりの世界があることを痛感しました。
これは「自分のポルシェ」を運転する感覚にとてもよく似ています・・実感とナルチシズム半々ってところが(笑)。
同時に休日スタイルは。
基本はジャケットにジーンズスタイルでしたが、それなりに時代の空気や流行があります。
まずは当時の用語で「フレンチトラッド」というスタイルがありました。定義はよくわからんのですが(笑)、要はキレイめの色を使ったトラッド的なアイテムの組合せだったはずです。
例えば茶のスウェードのシンプルなブルゾン。
明るいパステルのニットorシャツ(ラベンダーとかライトグリーンとかのシャーベット系・・イエスタモローとかエミスフェールとか)。
細身のジーンズ(シピーとかピカデリーとか)、足元にはモンクシューズ。
恐らく「シブカジ」とかのキレイめカジュアルと繋がるスタイルでしょう・・New Yorkerの紺ブレ、流行りましたね。
今思えば、この頃がいちばんファッションに熱心だったかも知れない私でした。
手堅くトラッドのリクルートスーツで出社しましたが、即刻買い増ししないと学生服状態となってしまいます。
研修中の同期新人や社内ですれ違う先輩社員の服装を見て、私は自分の勤務先が思ったより自由だったことに気付きました。明らかにDCブランドスタイルのスーツの人間が少なくないのです・・MEN'S BIGI、タケオ・キクチ、コムサ、二コル等々(!)。
ついては私の二着目・三着目のスーツも、この種のものになります・・入社してから最初に買ったのは、アルバタックス(現ABX)の生成りの麻のスーツでした・・夏の酷暑でもスーツ、って恐怖感が強かったんですね(笑)。
でも特に誰にも何も言われなかったので、以後しばらくはその路線で行くことになります。
もう新人ではなく賞与も満額出るようになった頃、世の中が華やかに浮かれ始めたのを肌で感じました・・そう、後にバブルと呼ばれる時代の到来です。
街にはBMWやメルセデスが溢れ、並木通りはプワゾンとエゴイストの香りに満ちていました(笑)。
この頃私が好んで着ていたのは、(恥ずかしながら)インポートブランド。HILTONやらHUGO BOSSやらARMANIやらです。中でも初めて買ったARMANIのシルエット、生地の風合い、身体の動きに合わせてスイングする裾には感動すら覚えました・・しわの寄り方さえ美しい、と思ったものです。
やはり一流と言われているものには、それなりの世界があることを痛感しました。
これは「自分のポルシェ」を運転する感覚にとてもよく似ています・・実感とナルチシズム半々ってところが(笑)。
同時に休日スタイルは。
基本はジャケットにジーンズスタイルでしたが、それなりに時代の空気や流行があります。
まずは当時の用語で「フレンチトラッド」というスタイルがありました。定義はよくわからんのですが(笑)、要はキレイめの色を使ったトラッド的なアイテムの組合せだったはずです。
例えば茶のスウェードのシンプルなブルゾン。
明るいパステルのニットorシャツ(ラベンダーとかライトグリーンとかのシャーベット系・・イエスタモローとかエミスフェールとか)。
細身のジーンズ(シピーとかピカデリーとか)、足元にはモンクシューズ。
恐らく「シブカジ」とかのキレイめカジュアルと繋がるスタイルでしょう・・New Yorkerの紺ブレ、流行りましたね。
今思えば、この頃がいちばんファッションに熱心だったかも知れない私でした。
by boxster_sachio
| 2005-01-27 23:06
| ファッション